ちょっと待って!契約する前に読む システム発注5つの注意

ちょっと待って!契約する前に読む システム発注5つの注意

ありがちな失敗、侵しがちなミス。システム開発を成功に導く基本的な注意点をたった5つにまとめました。

3.システム開発を誰に頼むかはよく吟味しましょう。

この業界で働いていると色々な事と出くわします。
私の会社が得意とする分野は、システムの初期導入や基幹システムから出てくるデータを使ったサブシステム、小中規模のシステムを得意としますので、時には個人で仕事をされている方とバッティングする事があります。

でも、こんな相談を受ける事もあります。

お客様  「御社の見積もりは高いですね~。」
当社担当「え?高いですか?」
お客様  「もう1社は、かなり安いですよ~。」
当社担当「どちらの会社さんですか?」
お客様  「え~と。個人の方なのですがね。」
当社担当「・・・。」

でも、こんな相談を受ける事もあります。

お客様  「すみません。御社にシステム開発をお願いしたいのですが」
当社担当「はい、どんなシステムをお作りすれば?」
お客様  「それが~。開発の引き継ぎなんですよ。」
当社担当「はい、構いませんよ。仕様書等がありますよね?
打ち合せの時に見せて頂き、現在の担当者と打ち合せさせて頂ければ、継続的に開発は行えます。」
お客様  「え~。仕様書はないんですよ。 無いというかメモみたいのはあるんですが・・・。
それと、開発者とも連絡が付かなくて打ち合せは無理ですね。」
当社担当「え?もしかして開発者は個人の方ですか?」
お客様  「あっ。はい、知り合いの人でシステム作れるという人に頼んだのですが、 6ヶ月経っても書類もシステムも上がってこないんですよ。」
当社担当「では、何もまだ・・・?」
お客様  「はい。それで、その人に、もう○百万円払ってしまったんで、 安くお願いしたいのですが・・・。」
当社担当「・・・。」

どちらも、本当の話で数社で同じ様な事例がありました。
個人さんのレベルが低いということを決して言っている訳ではなく個人で対応できるシステムかどうか、また、その個人は、どの様にプロジェクトを進めていこうとしているのかを見定めないと後者の様なケースになりうると考えます。
個人の人を使うのは悪くはないのですが、かなり吟味し、良く検討される事をお勧めします。

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