株式会社ネーブルス 社長のブログ
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業務ソフトウェア発注のポイント(第8回)
さて、前回までにかなりウンチクを掲載してしまいましたが、
実際には、どうなのか見て行くことにしましょう。
前回までで説明しました重要な要因は、以下の4つでした。
1、ヒアリング
2、イメージ合わせ
3、実現力
4、提案力
さて、久しぶりにオーダーメイドのスーツ屋さんに登場してもらいましょう。
お客:「スーツを作っていただきたいのですが…。」
店主:「はい、どの様なスーツをお作りいたしますか?」
お客:「冠婚葬祭にも着ていける様なスーツで。」
店主:「あ~。はいはい、分かりました。では、寸法を測らせて下さい。」
・
・
数日後
店主:「スーツが完成しました。」
お客:「え?これですか?イメージしていたのと違うな~。」
店主:「冠婚葬祭にも着て行く事が出来るスーツなんですよね?」
お客:「はい。でも俺が思っていたのと違うな~。」
かなり大げさに書いていることをご理解頂いた上で
店主の勝手な先入観から出た失敗です。
お客様から簡単なヒアリングだけ行いイメージ合わせをしていない事が原因ですね。
お客:「スーツを作っていただきたいのですが…。」
店主:「はい、どの様なスーツをお作りいたしますか?」
お客:「冠婚葬祭にも着ていける様なスーツで。」
店主:「はい、色はどういたしましょう。」
お客:「色は、紺が良いかな」
店主:「はい、冠婚葬祭でしたら若干深めの紺でも良いかと思います。
えりの大きさは、いかがいたしましょう。」
お客:「いくつか種類があるのですか?」
店主:「はい。サンプルがですね………」
打合せは確りと行われた。
・
・
数日後
店主:「スーツが完成しました。」
お客:「どれどれ。…。あれ。イメージしていたのと違うな~。」
店主:「お客様の要望をお聞かせ頂いた通りにお作りしましたが。」
お客:「いや~。でも俺が思っていたのと違うな~。」
要望は確かに細かく聞いているのですが、イメージ合わせをしていない事が原因ですね。
参照: