株式会社ネーブルス 社長のブログ

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株式会社ネーブルス 代表取締役 福田一成のブログです。アメーバブログはこちら

コンピュータからのむかつくメッセージ

昨日、パソコン教室を行っていた時に、メインの先生から


「最近のコンピュータが表示するメッセージは、大分親切になった。

 昔は、かなり偉そうでひどいメッセージが表示されていた。」


という話が出た。確かにその通りですね。


DOSやWindows98の時には、「何か悪い操作しただろ。おまえが悪いんだ。」と

言わんばかりのメッセージが表示されましたが、

WindowsXPの時には、メッセージに「ご迷惑をおかけします。」と

謝罪文まで表示されました。


しかし、そもそも、そのコンピュータの悪い態度は、

コンピュータが自ら文章を作成し表示させている訳ではなく、

そのソフトウェアを作成した人がコンピュータに、そう言わせているのです。


この悪しき習慣は未だに続いており、

近年のソフトウェア、システムでもひどいメッセージが表示されます。


例えば、下の様な例です。

「入力した範囲が異常です。範囲内で入力して下さい。」

「入力不可能な文字を入力しました。全角カタカナで入力下さい。」

「アクセス違反です。変更できません。」


コンピュータと喧嘩している人を時々見かけますが、

本当に、喧嘩になりそうなことを表示します。


実は、このメッセージ文を作った本人(SE、プログラマ)は悪気がないんです。

では、なぜ、この様な人に優しくないメッセージが表示されるのか?


実は、先達から受け継がれているのです。

ソフトウェア、システムを制作する人間は、基本的に様々なソフトウェアを

触り見てきました。


そこで表示されるメッセージが、この偉そうなメッセージなのです。

彼らは、日頃から、その偉そうなメッセージに馴染んでしまっているため

コンピュータからのメッセージは、こういう物であると常識となってしまいます。


そのため、自らが作ったソフトウェアのメッセージも、これと同じく作ってしまうのです。


では、その悪しき習慣は、どこから始まったのか?


正確には分かりません。

アニメなどで出てくる無機質なロボットの発言がこれに似ています。

そこから来たのかも知れません。


何れにせよ、一般の方には、このメッセージは非常に受け入れがたい物です。

この悪しき習慣を途中で切らなければなりません。

実際に、それに気付いたシステム開発関係者は多くいます。

何れ偉そうなメッセージも徐々に消えていくことと思います。


メッセージには、以下の様に配慮すべきです。

1、メッセージには否定的な表現をなるべく使用しない。

2、偉そうに指示をしない。

3、どんな理由でコンピュータは、受け付ける事が出来なかったのかを表す。

4、では、どうすればよいのかを表す。


例として以下の様になります。

「入力可能な範囲は、0~2000です。」

「全角カタカナのみが入力可能です。」

「別の方が編集途中でしたのでデータの修正を行うことが出来ませんでした。

 データを読み直し再度、編集して下さい。」


このメッセージひとつでも、このシステム開発業界のイメージに繋がります。

細かいことですが改善されていくことを願います。


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