他社作成のAccessシステムは修正できる?引き継ぎの注意点
「以前別の開発会社に作ってもらったAccess(アクセス)システムがあるが、連絡がつかなくなってしまった」
「前任者が外部の業者やフリーランスに依頼して作ったシステムで、仕様書が一切なく誰も中身を把握できていない」
このように、他社や外部の制作者が手掛けた既存のAccessシステムでトラブルが発生したり、機能追加が必要になったりした際、どこに相談すべきか悩まれる企業様は非常に多くいらっしゃいます。
結論から申し上げますと、他社が作成したAccessシステムであっても、プロの手で内部の構造を解析すれば、修正・機能追加・引き継ぎを行うことは十分に可能です。
ただし、他社製システムを引き継いで安全に改修するためには、いくつか事前に確認しておくべき重要な注意点があります。今回はそのポイントを分かりやすく解説します。
他社作成のAccessシステムを引き継ぐ際の「3つの注意点」
他社製システムをスムーズに新しい開発会社へ引き継ぎ、修正・運用していくためには、以下の点をご確認ください。
1. VBAプログラムに「ロック(パスワード)」がかかっていないか
画面の裏側で動いているVBAプログラム(マクロ)に、元の制作業者が暗号化やプロジェクトパスワード(保護)をかけている場合があります。パスワードがかかっていると、内部のプログラムコードを読み取ったり修正したりすることが困難になります。
もしパスワードが分からない場合でも、テーブルのデータ抽出や画面・レポートの差し替えといった一部の修復対応が可能なケースもありますので、まずはファイルが開けるか確認が必要です。
2. 設計書や仕様書がなくても「現物ファイルの解析」で対応可能
「引き継ぎ資料も仕様書も一切ない」という状態でも諦める必要はありません。Accessは市販のパッケージソフトと異なり、ファイル自体にテーブル構造やクエリの連携情報、画面レイアウト、プログラムコードがすべて集約されています。
Access開発の実績が豊富なプロであれば、ファイル現物を直接解析(リバースエンジニアリング)することで、全体像やデータベースの仕組みを短期間で紐解くことができます。
3. システムが「分離設計」になっているかどうかの確認
画面(フロントエンド)とデータ(バックエンド)が切り離された分離設計になっているか、あるいは1つのファイルにすべてが詰まった状態になっているかによって、改修の手順や作業工数が変わります。1つにまとまっている場合は、今後の安定運用を見据えて改修と同時に分離設計へ再構築することをおすすめします。
他社製Accessシステム改修・引き継ぎの流れ
他社で作成されたシステムの修復・改修依頼は、主に以下のステップで進行します。
- ステップ1:ファイルの事前診断とヒアリング: お使いのAccessファイル(コピー)をお預かりし、VBAのロック有無やエラーの発生箇所、データベース構造をプロが事前に調査・解析します。
- ステップ2:改修範囲とお見積りのご提示: 現状の不具合箇所や追加したい機能に対して、どのような作業が必要か、概算費用と納期をご案内します。
- ステップ3:テスト環境での修正作業: 本番の業務データを傷つけないよう、検証用環境で修正・機能追加を行います。
- ステップ4:動作確認と本番差し替え: 修正されたシステムでお客様にテスト操作していただき、問題がなければ本番環境へ安全に設置・引き継ぎを完了させます。
諦めて全ゼロから作り直す前にプロへご相談を
他社で断られたり「一から作り直すしかありません」と高額な新システム提案をされたりした場合でも、既存のAccessファイルを正しく解析すれば、数分の一の費用で安全に修理・機能追加ができるケースは数多く存在します。
「他社が作ったAccessの不具合を直したいが、いくらくらいかかる?」
「前任者不在の野良Accessを正しく解析して、今後の保守まで任せられる会社を探している」
そのようにお悩みの際は、まずは当サイトのオンライン自動見積りをご利用ください。既存システムの改造・修正や不具合復旧、保守引き継ぎに関わる概算費用を、Web上からその場ですぐにご確認いただけます。大切な社内資産であるAccessシステムを正常な状態へ戻し、安心して使える環境づくりを全力でサポートいたします。


