Microsoft Accessでシステム開発

システム開発に関するコラム集です。

1.顧客管理システム導入は計画的に

どのようなビジネスであっても、顧客管理が重要である事は明白です。
そして、現代のような情報化社会においては、すぐに顧客情報をデータベース化する必要に迫られるでしょう。

その際の選択肢には、市販のパッケージソフトを購入する方法と、自社オリジナルで顧客管理システムを構築する方法があります。
市販の顧客管理システムのパッケージは何百とあり、その中から自社にあう製品が見つかれば一番手っ取り早い方法ですが、パッケージ製品はデメリットも多いのが現状です。

たとえば、
「カスタマイズが容易ではない」、 「他のシステムとの連動がしにくい」、 「複数人で同時に利用できない」、 「操作性が良くない製品がある」などです。
もちろん、全てのパッケージにあてはまるわけではありませんが、多業種に向けての製品なので、自社の業務フローに完全適応するものを探すのは至難の業かもしれません。

そのような時には、自社オリジナルの顧客管理システムを構築する事をおすすめします。

顧客管理システムを構築する目的として「顧客との長期的な関係を築き収益率を高める」ことがあげられます。
顧客の詳細情報から始まり、見積書や請求書の発行履歴、商品の購入履歴、メールマガジンやはがき郵送の有無、クレームや問い合わせなどの対応、個々の顧客の好みなど、顧客とのすべてのやり取りを一貫して管理し顧客のニーズにきめ細かく対応することで、顧客の利便性と満足度を高め、顧客を常連客として囲い込ん収益率を高めていきます。

また、多くのビジネスにおいて一人で業務に携わる事はまれで、社内で情報を共有してこそ、収益アップに繋がっていきます。

であるにもかかわらず、項目名などが自由に変更できないようなソフトであればどうでしょう？複数人で同時使用できないようなソフトであればどうでしょうか？

ビジネスを成功に導くか否か重要な鍵である顧客管理システムをどのような手段で導入するかは、熟考された方がいいでしょう。