システム開発コラム集

システム開発コラム集

Aceessでのシステム開発に関するコラム集です。

226. access開発の落とし穴 — よくある失敗パターンと回避方法

Accessでのシステム開発は、中小企業や部門単位での業務効率化に最適ですが、ちょっとした設計ミスや運用上の判断ミスで思わぬトラブルが起きることがあります。
初めてAccessを導入する担当者が陥りやすい落とし穴と、それを回避する方法を理解しておくことは、スムーズな開発と運用に直結します。

まず最初の落とし穴は、データ設計の不十分さです。
Accessはデータベースなので、テーブル設計やリレーション設定が不適切だと、後でデータの整合性が崩れたり、集計や検索が思うようにできなかったりします。
回避方法は、作り始める前に業務で扱う情報を整理し、必要な項目や重複を排除してテーブルを分けることです。
顧客、商品、受注など用途ごとに明確に分け、主キーを必ず設定することが基本です。

次に多いのは、操作性の軽視です。
Accessはフォームや画面の設計次第で使いやすさが大きく変わります。
「作れるから」と項目を詰め込みすぎたり、入力の流れを考えずに画面を作ると、現場で使われず放置されるシステムになりかねません。
回避策は、現場の担当者が日常業務を行う流れに沿ったフォームを作り、入力の手順を簡略化することです。
最初から完璧を目指さず、使いながら改善する姿勢も重要です。

三つ目の落とし穴は、マクロやVBAの過剰使用です。
便利だからと自動処理を詰め込みすぎると、修正や拡張が難しくなり、障害時に原因が分かりにくくなります。
回避方法としては、処理の手順を整理し、必要最低限の自動化に留め、複雑な処理は分かりやすくコメントや設計書を残しておくことです。

四つ目は、運用や保守を考慮しない設計です。
Accessファイルは一つで運用すると破損リスクがあり、バックアップを取らないまま使用するとデータ損失の原因になります。
回避策は、フロントエンドとバックエンドを分ける構成や定期的なバックアップ、ユーザーごとの権限設定をあらかじめ計画することです。

最後に、多人数での同時利用やデータ量の増加への対応不足も落とし穴です。
Accessは同時接続や大量データに制限があるため、将来的に業務が拡大したときに性能が低下することがあります。
回避方法は、現状の利用人数やデータ量を把握し、必要であればSQL Serverなどのデータベースと連携する構成を検討することです。

Access開発の失敗は、事前の整理と運用イメージで大部分を回避できます。
落とし穴を知り、テーブル設計、フォーム設計、処理の簡素化、運用管理、将来の拡張を意識すれば、初めてでも安心して業務システムを構築できます。
正しい準備と注意点の把握が、Accessでの開発成功への第一歩となります。

 

 

 

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