システム開発コラム集
Aceessでのシステム開発に関するコラム集です。
45.システム開発は、パッケージか?オーダーメイドか?
業務システムを新調する際に、パッケージを選ぶかオーダーメイドで開発するかを選択する際には、以下の違いを考慮する必要があります。
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機能の適合性: パッケージソフトウェアは、一般的なビジネスニーズに対応するように設計されていますが、顧客の特定の要件に対応できない場合があります。一方、オーダーメイドの開発は、顧客のニーズや要件に完全に合わせることができます。
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カスタマイズ性と柔軟性: パッケージソフトウェアは、一般的なカスタマイズオプションを提供する場合がありますが、限られた範囲内でのカスタマイズにとどまることがあります。一方、オーダーメイドの開発は、顧客の要件に完全に合わせることができ、柔軟性が高いです。
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導入時間とコスト: パッケージソフトウェアは、導入までの時間とコストが比較的低い場合がありますが、カスタマイズや追加機能のための費用がかかる場合があります。一方、オーダーメイドの開発は、導入までに時間と費用がかかる場合がありますが、顧客の要件に完全に合わせることができます。
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メンテナンスとサポート: パッケージソフトウェアは、通常、ベンダーによる定期的なメンテナンスとサポートが提供されますが、オーダーメイドの開発では、顧客自身または外部の開発者によってサポートされる必要があります。
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将来の拡張性: オーダーメイドの開発は、将来のニーズや業務の変化に柔軟に対応できる可能性がありますが、パッケージソフトウェアは、将来の拡張性が限られている場合があります。
顧客の具体的なニーズや要件、予算、スケジュール、将来の拡張性などを考慮して、パッケージを選ぶかオーダーメイドで開発するかを決定する必要があります。
以下の表は、パッケージを選ぶ場合とオーダーメイドで開発する場合の主な違いを示しています。
項目 | パッケージを選ぶ場合 | オーダーメイドで開発する場合 |
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機能の適合性 | 一般的なビジネスニーズに対応 | 顧客の特定の要件に完全に対応 |
カスタマイズ性と柔軟性 | 限られた範囲内でのカスタマイズ | 顧客の要件に完全に合わせることができる |
導入時間とコスト | 比較的低い導入コスト | 導入までに時間と費用がかかる |
メンテナンスとサポート | ベンダーによる定期的なサポート | 顧客自身または外部の開発者によるサポートが必要 |
将来の拡張性 | 拡張性が限られる場合がある | 将来のニーズや変化に柔軟に対応可能 |