システム開発コラム集
Aceessでのシステム開発に関するコラム集です。
72.Accessでの開発における1人月とは?
「1人月(いちにんげつ)」は、1人の作業者が1ヶ月間にわたってフルタイムで働いた量の作業を指す時間単位です。Accessでの開発における「1人月」とは、開発プロジェクトにかかる作業負荷や時間の見積もりに使われ、1人の技術者が1ヶ月間働くことで完了できる作業量を示します。
Accessを使った開発プロジェクトでは、1人月の作業には以下のようなタスクが含まれることがあります:
- 要件定義:クライアントやユーザーからの要件をヒアリングし、それを仕様にまとめる作業。
- データベース設計:Accessデータベースのテーブルやリレーションを設計し、データ構造を決める。
- フォーム・レポートの作成:データ入力や閲覧のためのフォームや、出力用のレポートを作成する。
- VBAプログラミング:Accessの機能を拡張するためのVBA(Visual Basic for Applications)を使ったプログラム開発。
- テスト・デバッグ:作成したシステムが正しく動作するかどうかのテストと、不具合があれば修正を行うデバッグ作業。
- ユーザーマニュアル作成:開発したシステムの使い方を記載したドキュメントを作成する。
たとえば、Accessでの中規模なシステム開発プロジェクトが2人月と見積もられた場合、それは1人が2ヶ月かけて行うか、2人の開発者が1ヶ月で完成させる規模の作業量であるということを意味します。
「1人月」という単位は、プロジェクトのスケジュールやリソースの配分を考える際に役立ちます。ただし、1人月の具体的な労働時間(例:160時間など)は、企業やプロジェクトごとに異なる場合があるため、見積もりの際はその点も考慮に入れる必要があります。