お金をドブに捨てないためのシステム開発発注虎の巻
「システムを発注する」という事は、どの企業様にとっても日常茶飯事という事はあり得ません。システム開発の当事者になられた担当者の方にとっても、はじめての事も多く戸惑いも多い事でしょう。このコラムは、自社にシステムを導入する際に、気を付けなければならないこと、基本的な考え方など、システム開発を成功に導くためのノウハウについて書いています。
10. システム開発プロジェクト構成図
システム開発のプロジェクト構成は、大きなプロジェクトでも、小さなプロジェクトでも基本的にピラミッド型です。
プロジェクトリーダー、プロジェクトマネージャーなる人がプロジェクトをまとめ、その下に機能ごと、工程ごとのリーダーがおり、更にその下にシステムエンジニア、その下にプログラマやテスターがいます。
プロジェクトが成功は、プロジェクトをまとめているリーダー、マネージャーとプロジェクト導入責任者の手腕に寄って決定づけられます。
プロジェクト導入責任者、プロジェクトマネージャーは、お互いに要件、仕様、進捗度合いを把握し、互いに同じ情報を共有している事が必要となります。
特に要件定義と設計の時は一番注意しなければなりません。プロジェクトマネージャーと連絡を密に取り情報を共有する必要があります。
また、作業者やプログラマ等の当事者同士での話し合いも重要です。実際に使用するのは作業者だったり、入力するのはリーダーだったりと色々可能性があります。
その人たちの意見を聞き打ち合わせしてみて下さい。
ただし、それらの打ち合わせの時には必ずシステム導入責任者、プロジェクトマネージャーが出席している事は必須です。