株式会社ネーブルス 社長のブログ
株式会社ネーブルス 代表取締役 福田一成のブログです。アメーバブログはこちら
Access開発者は、本当の素人が多い!!
ハッキリ言いましょう。Access技術者の現状を。
Accessでのシステム開発を行っている開発者のうち、
大半は、素人です!!
当社では、Accessで開発されたシステムの
変更、改修の依頼を結構、多く頂きます。
色々な事情で、その仕組を作られた会社が
変更、改修が出来ないため当社に依頼が来るのですが、
そのソースを確認し変更、改修の要件に従って
出した見積りの大半が、システム作り直しの見積りです。
なぜ、そうなってしまうのか。
プログラムで製作されていない部分が大量に存在し、
変更、改修をした場合には、解析に時間がかかるため
高額な見積金額となってしまいます。
それなら、システムをゼロから制作した方が、
安く上がるのではないかと見積りをすると
やはりゼロからの制作の方が安い見積金額となります。
Accessとは、Microsoftが販売しているデータベースソフトです。
ツールを使い簡単な操作で誰でもデータベースの管理が行え
画面や印刷出力を容易に作ることができるのです。
素人でも、曲りなりのシステムを作ることが出来るのです。
過去に社内業務の管理をAccessを使って行っていた人が、
システム屋と名乗って仕事をしている人が結構います。
以前に努めていた会社で使っていた外注さんは、
その様な方が結構いましたね。
もとからシステム屋をしていてAccessを
専門にしている技術者ですと言う人の方が珍しいですね。
たとえ、その様な人でも、しっかりと勉強し上がってくる人もいますが、
大半は、そのままで仕事を続けてしまいます。
当然、基礎もなく、システム開発の進め方も理解しておらず、
また、基本的にAccess以外の技術を知らないことが多いです。
インストーラーを作ることが出来ずに当社へ
依頼してきた技術者もいました。
その様な基礎も無い技術者達が作ったシステムです。
プログラムが、グチャグチャなのは容易に想像できるでしょう。
危なくすると1つもプログラムで書かれていない仕組みさえあります。
「あ~。例の方法を、やっちゃってるよ~。」
「え~!!これで、良く動いていたね~。」
「なんか同じものがたくさんあるよ。」
「これは、作り直したほうが安いね。」
Access担当者が解析している時に、良く聞くフレーズです。
それ以上に怖いのは、
それらの素人技術者は、Accessで開発したシステムを
大抵、自分1人で使っていたことです。
つまり、多人数用の仕組みを経験していません。
彼らは、多分、多人数が使う仕組みは、
どの様に作ればよいか知らないことでしょう。
また、ある程度、Accessのクセを知っているので
それらリスクを回避するような方法を自分では行えますが、
お客様向けへ機能として実装できていない事が多いです。
時々、いつ飛んでもおかしくないシステムの解析依頼を
受けることがあります。
「早くシステムを作り直したほうが良いですよ。」
Access担当者は、これ以上、解析すると壊れる可能性がある場合、
即刻、出てくる言葉です。