システム開発コラム集

システム開発コラム集

Aceessでのシステム開発に関するコラム集です。

【移行・Web化】社内LANを飛び出す!Accessで開発したシステムをクラウドやWeb環境と安全に連動させる最新手法

自社の業務に合わせて構築された「Access(アクセス)」システムは、非常に使い勝手が良く、日々の実務に欠かせないインフラとなっているケースが多々あります。しかし、働き方が多様化した現代において、一つの大きな壁にぶつかることがあります。

「会社のパソコン(社内LAN)からしかシステムにアクセスできない」
「在宅勤務(テレワーク)や外出先、別拠点からでもデータをリアルタイムに確認・入力したい」

こうした要望を叶えるために、近年注目されているのが、使い慣れたAccessシステムをベースにしながら、裏側の仕組みを「クラウドやWeb環境と連動」させる手法です。社内LANの制限を飛び出し、安全かつ便利にシステムを活用するための最新アプローチを解説します。

なぜ、これまでのAccessは「外」で使えなかったのか?

Accessシステムはもともと、一つのオフィス内(社内LAN環境)で少人数がデータを共有して使うことを前提として設計されているのが一般的です。

そのため、そのままの状態でインターネットを通じて遠隔地から接続しようとすると、「動作が極端に重くなる」「データの転送中に接続が切れてファイルが破損する」といった致命的なリスクが発生してしまいます。これが、「Accessはテレワークに向かない」と言われてきた理由です。

しかし、現在のシステム開発では、Accessの「見た目(画面)」や「使いやすさ」はそのまま残し、データが保管されている「土台」だけをインターネット上の安全な環境(クラウド)へ移行・連動させることが可能になっています。

AccessをWeb・クラウド環境と連動させる3つのメリット

このハイブリッドな連携スタイルを導入することで、業務環境は劇的に進化します。

1. どこからでも「リアルタイム」にデータがつながる

在宅勤務中の自宅パソコンからはもちろん、外出先や出張先のノートパソコン、別拠点(支店や倉庫など)からでも、会社にいるときと全く同じ画面で、最新のデータベースへアクセスできるようになります。
これにより、「夕方に営業担当が帰社してからデータをまとめて入力する」といったタイムラグがなくなり、社内全体の業務スピードが加速します。

2. 万が一の災害時でも「データが消えない」安心感

データを社内のサーバーや特定のパソコン(ローカル環境)だけに保管している場合、機器の故障や災害、停電などによるデータ消失のリスクが常に付きまといます。
裏側をクラウド化しておくことで、データは強固なセキュリティに守られたデータセンターに自動的にバックアップされるため、BCP(事業継続計画)対策としても非常に有効です。

3. イチからWebシステムを構築するより「圧倒的に低コスト」

完全にゼロからオリジナルのWebシステムを開発しようとすると、莫大な費用と年単位の開発期間が必要になります。
「現場が使い慣れている現在のAccessの画面」をそのまま活かし、必要な連動部分だけを構築するこの手法であれば、開発コストを大幅に抑えながら、短期間でリモートワーク環境を実現できます。

ビジネスの成長に合わせたシステムへ

「今のAccessシステムは気に入っているけれど、今の時代の働き方には合わなくなってきた」と感じているなら、システム全体を捨てて買い換える必要はありません。培ってきた大切な自社の仕組みを活かしながら、時代に合わせて「進化」させれば良いのです。

自社の現在のシステム規模やインターネット環境に応じて、どのようなWeb連動が最適なのかは異なります。まずは「こんな働き方を実現したい」という理想を、専門家に相談することから一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。



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