システム開発コラム集

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Aceessでのシステム開発に関するコラム集です。

【旧資産の延命】「昔作ったAccess」を使い続けて大丈夫?サポート終了リスクと最新環境へのスムーズな移行・リプレイス手順

社内で長年使われ続けている「Access(アクセス)」システム。毎日の売上管理や顧客管理、帳票の発行など、すっかり業務の要として馴染んでいる一方で、「実は5年以上、中身を全くアップデートしていない」「Windowsのパソコンを新しくするたびに、正しく動くかハラハラしている」という企業は少なくありません。

過去に構築した大切なシステム資産は、会社にとって大きな財産です。しかし、古い環境のまま放置された「昔のAccess」を使い続けることには、業務が突然ストップしかねない重大なリスクが潜んでいます。

古いAccessシステムを安全に最新環境へ移行(リプレイス)し、大切な資産を次の時代へと繋ぐためのポイントを分かりやすく解説します。

古いAccessをそのまま使い続ける「2つのリスク」

日々の業務が問題なく回っていると、システムの古さにはなかなか気づきにくいものです。しかし、裏側では主に次の2つの問題が深刻化しています。

  • Microsoftのサポート終了と不具合: Access自体や、それを動かすWindows、Officeのバージョンが古くなると、Microsoftからの公式サポートが終了します。これにより、最新のパソコンに買い換えた途端に画面が開かなくなったり、特定の処理でエラーが発生して業務が止まったりするリスクが高まります。
  • セキュリティの脆弱性: 古い仕様で作られたシステムは、現代の高度なサイバー攻撃や情報漏洩のリスクに対して防衛力が不足しています。社内の重要な顧客データや取引情報を守るためにも、土台を強固に保つことは企業の義務と言えます。

「壊れてから直せばいい」と考えがちですが、業務がストップした状態でイチから原因を探して復旧させるのは、事前の移行よりもはるかに多くのコストと時間がかかってしまいます。

最新環境へスムーズに移行するための3つの手順

古いAccessシステムを新しくする場合、必ずしも高額な費用をかけて全く別のシステムに買い換える必要はありません。これまでの使い勝手を活かしながら、安全に移し替える(延命・リプレイスする)ための基本手順をご紹介します。

手順1:まずは現在の仕様と「使っていない機能」を洗い出す

長年使っているシステムの中には、「昔は使っていたけれど、今は担当者が変わって全く開いていない画面」や「不要になった集計処理」が紛れているものです。
移行を検討するこのタイミングで、本当に今必要な機能だけを絞り込むことで、移行にかかる工数を削減し、コストを大幅に抑えることができます。

手順2:最新のAccess環境で「テスト動作」を行う

いきなり本番環境を入れ替えるのではなく、現在のシステムを最新のAccess環境に持ち込み、正しく計算が処理されるか、帳票がズレずに印刷できるかを事前に検証します。
このテストを行うことで、修正が必要なポイント(古い命令文の書き換えなど)が明確になり、安全な移行計画が立てられます。

手順3:業務に支障のないタイミングで本番移行する

事前の検証で問題がないことを確認した上で、新しいシステムへと切り替えます。万が一に備え、古いシステムやこれまでのデータもしっかりバックアップとして残しておくことで、業務に影響を与えることなくスムーズな世代交代が完了します。

大切なシステム資産をこれからも守るために

「昔作ったAccessだから、もう直せないかもしれない」「どこに相談していいか分からない」と諦める必要はありません。Accessは柔軟性に優れたツールだからこそ、古い資産を活かしながら最新の環境に合わせて最適化(延命)していくアプローチが十分に可能です。

自社のAccessが現在どのバージョンで作られているのか、最新のパソコンでも耐えられる状態なのか、まずは一度「健康診断」のような感覚で、専門家に現状を診てもらうことから始めてみてはいかがでしょうか。



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