システム開発コラム集

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システム開発に関するコラム集です。

16.システムの形態-スタンドアロン

みなさんは、システムと聞くと全て同じとお考えの事と思います。実は、データを置く場所やデータを閲覧・編集する端末によって開発に使用するプログラムやデータベース、及び仕組み等がかなり異なります。
正しい選択を行わなければ、コストがかかりすぎたり、セキュリティが脆弱だったり、最悪の場合、システム自体が滞ってしまったりします。
我々、システムを制作する側の人間は、正しく理解しており先ず間違える事はありませんが、時折、確信犯の噂を聞いたりする事もありますのでご注意ください。
もしもの場合には、以下を参考にして下さい。

■スタンドアロン型

スタンドアロン型の構成
1台のコンピュータ内でシステムが完結するタイプです。1台のコンピュータ内でプログラムが動作し、データもそのコンピュータに保存します。 
    
    費用:
  • 初期設備費用0~30万円(パソコン5万~20万円、ソフト代5万円)
  • 開発費用10万~200万円(Access、Excel10万~100万円、VB、Java等50万~200万円)
  • ランニングコスト5千円~5万円
  • 適正環境:1台のコンピュータを1人~複数人で使用する様な場合、もしくは、複数台のコンピュータがあったとしても、互いが入力したデータを閲覧、編集する必要が無い場合に使用するタイプです。 開発に使用する言語及びデータベース:
    • ○Access、Excel、等
    • △VisualBasic、Java等
      ・・・大きなデータを扱う場合、もしくは、将来的に複数人で使用する場合等は、こちらを選択。
    アドバイス:小さな商店さんやご家族での会社規模であれば、大きな投資をする必要のないMicrosoft Accessによるシステム開発をお勧めいたします。お持ちのコンピュータのスペックが低すぎなければ、そのコンピュータをご使用いただけ、特に追加でパソコンを購入の必要はありません。また、Microsoft Accessをお持ちでなくてもAccessで制作したシステムを動作させることのできるソフトをMicrosoft社のサイトより無料でダウンロード、インストールできますのでイニシャル費を0円とする事が出来ます。
    VisualBasic、Java等は、Microsoft Accessの様に入出力オブジェクト、データベースが付いてませんので別途、用意する必要があります。無料で配布されている物を使用する事も出来ますが、購入しなければならない場合もあります。その場合、数万円~数十万円かかる可能性がありイニシャル費が上がってしまいます。
    将来、従業員が増え、パソコンの台数も増えるという場合は、クライアントサーバ型への移行(アップサイジング)が行えるような設計にしておく必要があります。Microsoft Accessでも、VisualBasic、Javaでもアップサイジングは可能です。
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