システム開発コラム集
システム開発に関するコラム集です。
30. システム発注者にも事前学習が必要です
社内のシステム導入や改修は、そうそう頻繁に発生する案件ではありません。
導入担当に任命されたスタッフは、日常の業務をこなしながらシステム開発にも取り組む事になり、どうしてもシステム会社に丸投げしてしまいがちになります。
しかし、システム会社とのすり合わせが不十分な場合、予期せぬ様々な不具合が発生することもあるため、全てをシステム会社に委ねてしまうのは危険です。
業務をシステム化する、という事は「管理が楽になり、作業が軽減できる」事を期待しますが、発注者と開発者の連携がうまくいかない場合、楽になるどころか、使い勝手が悪い、処理動作が遅い、業務と合っていないシステムができあがる可能性もあります。
自社の業務を熟知しているのは、他でもなく社内スタッフ側です。これまでの業務の流れ、それをシステムに乗せることでど
のように効率化していきたいのかを開発者側に伝えなければなりません。
そのためには、発注者側にもシステム開発の概要をある程度学習することが重要になってきます。
最近は、システム開発発注をテーマにした書籍も複数販売されていますので、それらを参考にするのもいいでしょう。
システム開発を依頼する前には、おおまかな開発の流れ、開発業者の選び方、費用に関しての知識を身につける必要があるのです。