Microsoft Accessでシステム開発

Aceessでのシステム開発に関するコラム集です。

63.Accessシステムの改修を別の会社に任せる場合の注意点

Accessで開発した業務システムの改修を、当初のシステム会社以外に依頼する時の重要な点や注意点は以下のとおりです。

1. 会社の選定
信頼できる会社を選ぶことが最重要です。
実績があるか、評判が良いか、似たようなプロジェクトを成功させた経験があるかを確認しましょう。
具体的には、次の点をチェックしてください。
・他の顧客からのレビュー
・過去のプロジェクトの事例
・会社の専門分野

2. 要件の明確化
何を改修したいのかを明確に伝えることが重要です。 曖昧な指示では、期待通りの結果が得られないことがあります。以下の点を具体的に説明できるようにしましょう。
・改修の目的（例：機能追加、パフォーマンス改善、バグ修正）
・改修が必要な部分の詳細（具体的な機能や画面）
・現在のシステムの問題点や課題

3. コミュニケーション
定期的なコミュニケーションを保つことが重要です。 プロジェクトの進捗状況を把握し、必要な修正や調整を適時に行うためです。
具体的には、
・定期的なミーティング（週次、月次など）
・メールやチャットツールでの連絡
・中間報告や成果物の確認

4. 契約内容の確認
契約書の内容をよく確認しましょう。
契約内容が曖昧だと、後々トラブルになる可能性があります。特に次の点に注意してください。
・具体的な作業内容と範囲
・料金と支払い条件 納期
・保守やサポートの内容

5. データの取り扱い
データの安全性を確保することが重要です。 改修作業中にデータが失われたり、漏洩したりしないように、以下の点に注意しましょう。 ・データのバックアップを事前に取る
・ データの取り扱いに関する契約条件を明確にする
・ 機密情報の保護に関する取り決めを確認する

6. テストと検収
改修後のシステムが正しく動作するかを確認するためのテストが必要です。
テストはシステムの安定性と信頼性を保証するために欠かせません。
具体的には、
・改修内容に対するテスト計画を立てる
・ システムの全体的な動作確認を行う
・ ユーザーが操作する環境でのテスト（ユーザーテスト）も実施する

7. ドキュメントの整備
改修内容を記録したドキュメントを作成してもらいましょう。 将来のメンテナンスやトラブルシューティングの際に役立ちます。
具体的には、
・改修内容の詳細説明
・新しい機能の操作方法
・バグ修正の内容

これらの注意点を押さえることで、Accessシステムの改修をスムーズに進めることができ、期待通りの結果を得ることができるでしょう。