お金をドブに捨てないためのシステム開発発注虎の巻
「システムを発注する」という事は、どの企業様にとっても日常茶飯事という事はあり得ません。システム開発の当事者になられた担当者の方にとっても、はじめての事も多く戸惑いも多い事でしょう。このコラムは、自社にシステムを導入する際に、気を付けなければならないこと、基本的な考え方など、システム開発を成功に導くためのノウハウについて書いています。
21.システム―使い方の教育
システムが完成したら、社員にシステムを使ってもらうための教育をしなければなりません。作業員は、なかなか入力しようとはしてくれません。
そのソフトウェアから何が得られるのか、どんな見返りが来るのかを説明してあげて下さい。いやいや入力するのと、システム導入の意味を知っての入力と知らないでの入力では大分、意識が異なってきます。
何のために入力しているのかを理解してもらう事によって、どうやって、何処に入力しなければならないかを意識すると思います。
また、見積り段階で予め頼んでおけば、システム開発会社は、ソフトウェア操作マニュアルを作成してくれる事でしょう。
依頼する時には、コンピュータをほとんど使用したことが無い人へのマニュアルとコンピュータを使い慣れた人へのマニュアルは内容が変わってきます。
ソフトウェアを使用する人達のコンピュータスキルを提示しておくと良いでしょう。
そして、依頼すれば、操作説明会を開いてもくれると思います。
なお、運用マニュアルは別途費用がかかると考えられますのでソフトウェア屋に相談の必要があります。