システム開発コラム集

システム開発コラム集

システム開発に関するコラム集です。

5.コンピューターでのセキュリティ

■コンピュータでの脅威
コンピュータ環境では、非常に多くの脅威が潜んでいます。現代社会では、既にコンピュータが無いと仕事が出来ない。コンピュータが無いと生活が出来ないと言っても過言ではないほどに、コンピュータが私達の生活に密接に関わってきています。
また、コンピュータ持っていなかったとしても自分の生活圏内には、システムを利用しているお店等が多く存在し、いつの間にか、コンピュータを利用していたり、会員登録等を行なっていれば、自分の個人情報が登録されていたりします。

■脅威となる場所
大きく分けてセキュリティが脅かされる場所は、3ヶ所に分ける事ができます。

1. クライアントコンピュータ
(サーバにアクセスするためのコンピュータです。いわゆる、みなさんがお使いのパソコンです。)
2. サーバ
(会員登録やネットショッピングするための、または、それらの情報を保管しているコンピュータの事です。)
3. 通信経路
(クライアントコンピュータとサーバとの間を繋ぐ通信経路です。ネットワーク、インターネットが、それに当たります。)

■守るべき情報
上記の各シチュエーションで守るべき情報は何でしょう。
クライアントコンピュータでは、そのコンピュータを利用している人の個人情報が存在している事でしょう。クレジットカード情報等も場合によっては入っている可能性があります。また、メールソフトを利用していれば、メールも存在します。メールには、多くの個人情報が含まれています。生活が、情報社会に依存していればいる

ほど、そのコンピュータには、個人情報が入っている可能性が高いといえます。
サーバでは、そのサーバのシステムにより情報が異なりますが、ショッピングサイトであれば、顧客情報、購入履歴情報、クレジットカード情報(クレジット決済会社が代行している事が多いのでクレジットカード情報自体を持っている可能性は少ない。)、等です。当然ですが、このサーバから情報が漏洩した場合、大変大きな漏洩事件となることでしょう。
通信経路、ここが一番見落としがちな場所です。パソコンやサーバに情報が保存してあるから、つまり、存在があるから守らなければならないものとして理解しやすいのですが、ネットワーク上では、存在が分かりにくいため対策を取りにくいのです。この部分には、実は、多くの個人情報が流れてきます。ネットショッピングをすれば、この場所に、個人情報のみならず、クレジットカード番号やパスワードまでもが流れているのです。また、メールも、この場所を流れて相手に届きます。

■クライアントコンピュータの防御策
一般のパソコンでの一番の脅威は、既に、みなさんもご存知であると思いますが、ウィルスです。ウィルスには、様々な種類が存在し、感染すると、それぞれ起こす行動が異なります。感染した当日から行動を起こすタイプもいれば、長期間潜伏し、ある日、突然、行動を起こすタイプもいます。破壊活動(データをでたらめなものに書き換えてしまったり、削除したりする。)を起こしたり、個人情報をネットワークに流すタイプ、増殖し他のパソコンへ感染するタイプ、また、パソコンへ感染後、特定のサイトへ一斉に攻撃を始めるタイプもいます。
Winnyと言うソフトが、一時期問題になっていましたが、そのWinny自身が問題なのではなく(それ自身も問題なのですが、ウィルスによる問題は、それとは別です。)、あるウィルスに感染すると、そのWinnyというソフトの設定を変えてしまい、そのパソコンの中のファイルが丸見えになってしまうために問題になったのです。ウィルス以外にも悪質なサイト閲覧により情報を抜かれたりしますが、現在は、ウィルスソフトで、ほぼ防御できる様になっております。
ウィルスソフトをインストールしておく事をお勧めします。

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