Microsoft Accessでシステム開発

システム開発に関するコラム集です。

32. システム開発は誰に頼む？

企業でシステム導入を計画しても、どこに頼んでいいかわからないというケースも良くあることです。

システム開発の委託先には大きく分けて、知名度がある大手システム開発会社、従業員数数名～30名ほどの中小、そしてフリーランスのシステムエンジニアに依頼するケースがあります。

この中で一番リーズナブルなのは、個人のシステムエンジニアですが、フリーの技術者は玉石混合です。
運良く、技術力が高く料金的にも安く対応してくれる人を探し当てることができればいいのですが、かなり至難の業と言わざるをえません。

こんな例がありました。

お客様　 「すみません。御社にシステム開発をお願いしたいのですが」
当社担当「はい、どんなシステムをお作りすれば？」
お客様　 「それが～。開発の引き継ぎなんですよ。」
当社担当「はい、構いませんよ。仕様書等がありますよね？
打ち合せの時に見せて頂き、現在の担当者と打ち合せさせて頂ければ、継続的に開発は行えます。」
お客様　 「え～。仕様書はないんですよ。 無いというかメモみたいのはあるんですが・・・。
それと、開発者とも連絡が付かなくて打ち合せは無理ですね。」
当社担当「え？もしかして開発者は個人の方ですか？」
お客様　 「あっ。はい、知り合いの人でシステム作れるという人に頼んだのですが、 ６ヶ月経っても書類もシステムも上がってこないんですよ。」
当社担当「では、何もまだ・・・？」
お客様　 「はい。それで、その人に、もう○百万円払ってしまったんで、 安くお願いしたいのですが・・・。」
当社担当「・・・。」

言葉は悪いのですが「はずれ」を引いてしまうと、上記のように、仕様書を残さない、開発後に不具合が出ても連絡が取れないなど、時間もお金も浪費する事になってしまいます。

では、どこに頼むといいかと言えば、まずは開発するシステムの規模に合ったところに頼むことが重要です。
多くの企業の場合は、その開発規模から言って、中小のシステム開発会社に頼むのが一番マッチするでしょう。

どの規模のシステム開発会社に頼むにせよ、複数から見積を取り、対応などを見極める必要があります。