Microsoft Accessでシステム開発

システム開発に関するコラム集です。

34. パッケージを選ぶか？オーダーメイド開発か？

システムを導入する際には、パッケージ商品を購入するか、自社の業務に合わせたオリジナルシステムをオーダーするかの二つの選択指があります 。

パッケージはオーダー開発に比べ、比較的価格が安く済む場合が多く、既に多くの人に使用されているので安定しており、万人に許容されるデザインとなっており、安心して導入することができます。
その反面、自社に必要の無い機能が付いていたり、業務に合っていない場合も多く、使い勝手が悪いと感じられる場合もあるでしょう。
カスタマイズしようとするとかなり費用が嵩む例も多く見られます。

これに対し、一から開発するオーダーメイド方式のシステム導入があります。
こちらは、どのようなシステムを作りたいか、どのように効率化したいかをシステム開発会社と検討しながら開発するため、自社業務にぴったり合ったシステムを作ることが可能です。
ただし、パッケージに比べかなり費用が高くつく場合や、安定して稼働するまでに試行錯誤を繰り返すこともあるため、導入はシステム開発会社と企業の担当者が二人三脚で慎重に進めていかなくてはなりません。

システム開発をスーツを仕立てる場合に例えるとわかりやすいかもしれません。既製品であれば、その場ですぐに購入し着ることができるメリットはありますが、自分の身体にぴったりというわけにはいかず、どこか妥協が必要だったり、お直しを頼む必要がでてきます。

オーダーでスーツを作る場合は、生地やデザインを選び、採寸するところから始まるため自分に合ったスーツが出来上がりますが、費用はそれなりに掛かり、また時間も必要です。

パッケージとオーダーメイド開発のどちらを選ぶかは、導入したいシステムの複雑さにより決めるといいでしょう。

シンプルなシステムでいい場合は、パッケージを選ぶ方が費用と導入までの時間が節約できます。