システム開発コラム集
Aceessでのシステム開発に関するコラム集です。
75.Accessでのシステム開発を自力でやる時の注意点
予算の問題などで、自分でAccessでのシステム開発を行いたいという時、気をつけるべきポイントを説明します。
まず、システムを作る目的を明確にすることが大事です。
何のためにシステムを使いたいのか、どんなデータを管理したいのかをしっかり考えましょう。
たとえば、顧客情報を管理したい場合は、名前、住所、電話番号などが必要なデータになります。
次に、データをどう整理するかが重要です。
Accessではデータを「テーブル」で管理しますが、このテーブルの設計がシステムの使いやすさに直結します。
どんなデータ項目が必要で、それらがどう関係しているかを事前に考え、しっかり整理して設計することが大切です。これを「データベースの構造」と言います。
システムを使う際にデータを入力する画面、つまり「フォーム」も重要です。
フォームが分かりやすく、使いやすいほど、入力ミスや使いにくさが減ります。
フォームの作り方次第で、システムが扱いやすくなるので、シンプルで見やすい画面設計を心がけると良いでしょう。
データを検索したり、分析するためには「クエリ」を使います。
クエリは、必要なデータを条件に合わせて抽出したり、計算することができる強力なツールです。
初心者でも簡単なクエリから始めて、徐々に複雑な検索や集計を学んでいくと役に立ちます。
また、システムを作っている間や、使っている最中にもデータが消えてしまうことやシステムが壊れることがあります。なので、定期的にデータベースのバックアップを取ることを忘れないでください。
トラブルが起きても、バックアップがあれば元に戻せます。
Accessには「マクロ」や「VBA」という機能があり、これを使うと作業を自動化することができます。
ボタンを押すと自動でデータを処理したり、複雑な作業を簡単にすることができます。
最初は難しく感じるかもしれませんが、少しずつ学んでいくと、とても便利です。
最後に、システムを作りながら「テスト」を何度も行うことが大切です。
作った機能が正しく動くか、いろんなシチュエーションでテストをして、エラーや問題がないか確認しましょう。
Accessでの開発は、シンプルに始めて、少しずつ機能を追加していくと成功しやすいです。