『Microsoft Accessで何ができるのか?』セミナー

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株式会社ネーブルスで不定期開催された、『Microsoft Accessで何ができるのか?』セミナーの概要を掲載しています。

3.ExcelとAccessの違い その2

ExcelとAccessは根本的に違う。Excelは表計算ソフトでAccessはデータベースソフトである。

Excelは表計算させることが得意なソフトで、セルが取扱単位になっている。
Excelを開くとシートが開き、一つ一つのセルに文字・数式などを入れて操作をする。
これに対しAccessは、最初からセルが用意されているわけではなく、列・行を自分で設計する必要がある。

Excelは表の結合は不得意で(VLOOKUP関数を使ってを結合する事はできるが得意ではない)、Accessは共通する列で表同士を関連付けることで、表を結合して様々な形式でデータを参照できる。 
Excelは全てシートの中身をメモリ上に読み込むため、大規模なシートは非常に動きが重くなる。
何千件、何万件の情報が入っているシートを立ち上げると、起動するだけでも時間が掛かりスクロールも非常に重くなる。これに対し、Accessはメモリの制約を受けにくい。

また、Excelは複数人で同時利用ができない。会社などでは共有サーバにExcelファイルを置いて、複数人で参照したり更新することが多いが、誰かが使っていると同時には利用できない。
これに対し、Accessは複数人での同時利用が可能である。

Excel  Access
表計算ソフト データベースソフト
セルが取り扱い単位 複数の列から構成される行(レコード)が取扱い単位
セルに文字、数値、計算式、関数 などを入力する 列に計算式や関数を入力できない
セルが予め用意されている 列、行を自分で設定する必要がある
表の結合は不得意 共通する列で表同士を関連付けることで、表を結合して様々な形式でデータを参照できる。 
全てメモリ上に読みこむため大規模なシートは重くなる  随時DISKに書き込むためメモリの制約を受けにくい。 
複数人で同時利用ができない 複数人での同時利用が可能

 

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